段ボール箱に薄く柔らかなプラスチック製容器を組み合せて使用する業務用液体容器です。キュービテーナー®は1964年に当社が日本で初めて発売を開始した成形タイプのバッグインボックス（BIB）で、Zテーナー®は内袋がガセット形状のフィルムタイプです。

20Lポリ缶と比較した場合、プラスチック使用量は約85%削減できます（仕様により異なります）。廃棄量を削減し、折り畳むことで減容化できます。キュービテーナー®にはモノマテリアル（単一素材）の環境配慮型設計です。また、現在は石油由来の原料を主体にしておりますが、バイオマス素材やリサイクル素材の使用も検討しております。段ボールはご使用後はリサイクルされますので、環境に優しい容器です。

容器本体はポリエチレン（PE）を主体に製造しております。仕様により他の材質も使用しております。

危険物や一部の劇毒物等を除き、液体の食品から医薬原料、一般工業薬品等に広くお使い頂けます。なお、内容物適正が不向きな対象もございますので、詳細はお問い合わせ下さい。

使用できません。危険物に該当する物にはご使用頂けません。

レジャー用を除いて、繰り返しのご使用は出来ません。ワンウェイ用として設計しております。

推奨温度は70度以下です。（コックに関しては40度）衝撃が加わると破袋や変形の危険がありますので、お取り扱いに注意下さい。

お勧め致しません。殺菌目的の場合は、加熱充填をお勧めします（70度まで）。熱湯を掛けたり、湯煎すると容器の変形や口部からの染み出し等の懸念が想定されます。

容器材質はポリエチレンを使用しており、耐薬品性は考慮しておりますが、詳細状況の確認が必要なため、個別にお問い合わせ下さい。

お勧め致しません。液体容器として設計されており、氷等の固形物による突き刺しや切り傷の発生が懸念されます。

容器は折りたたまれて規定数を段ボールに梱包しております。（例：20L容量は100枚/箱入り）概寸660×770×610mm（縦・横・高さ) 段ボールは10枚結束しておりますので保管場所を取りません。

キュービテーナー®とZテーナー®のスクリュータイプには共通してご使用頂けます。 （但し、ガス抜きキャップはＺテーナー®には推奨いたしません。

少量のガスが発生する液体を容器に収納する場合にご利用頂けます。ガスを逃がし容器の膨らみを軽減します。 撥水性のある不織シートを使用して通気性を確保しておりますが、液がシートに付着したり、容器が横倒しになるなど等液圧が掛かるとガス抜け不良や染み出し・液漏れの原因となりますので、ご注意下さい。

コックの口径がSコックに比べて広い為、比較的粘度が高い液体（シャンプー、リンス等）の排出にご使用頂けます。 粘度の低い液体では、状況により染み出し等発生する場合がありますので、Sコックをご使用下さい。

SコックNEOを推奨いたします。ハンドルの回転防止のストッパーがありますので、輸送時の振動でもコックが開く心配がございません。

保管・流通には段ボールケースが必要となります。なお、防災用途、レジャー用途向け製品は内袋のみでの使用が可能です。

個人のお客さまはAmazonや楽天にてご購入頂けます。法人のお客様はお問い合わせ下さい。

基本作業としては以下の通りです。
①段ボール箱を組み立てる
②空容器を膨らまさず、段ボール箱へセット
③口部を引き上げて液詰め（容器は液の重量で自然に膨らみますが、口部を固定する方法を取ると便利です）
④キャップを締める
⑤段ボールを封緘して完了

液詰め後に容器内の空気を意図的に抜かれますと、容器天面にシワが発生し、液面の揺れに合わせてシワが繰り返し折れて疲労破断する場合が御座います。なるべく空気 抜きは行わず容器が膨らんでシワが無い状態でご使用をお願いします。

容器を効率的にご使用いただけるよう、各種設備（充填機、製函機、封緘機、キャッパー等）をご紹介いたします。お問い合わせ下さい。

PPテープをご使用頂ければ、大丈夫です。比重が重い場合は底部をＨ貼（Ｈ状に3ケ所貼り）するとより安全です。

当社規格段ボールであれば、比重１の液体で3～４段（2ケ月相当の保管）を想定して設計しております。（保管条件により異なります）

段ボールにミシン目の抽出口を設けております。ミシン目を破り、容器の口部を引き上げてご使用下さい。 少量排出の場合は付属品のコックをご使用頂くと便利です。

直射日光や水濡れに御注意。高温多湿を避け常温で保管下さい。

①梱包段ボール箱の開封時に刃物等は使用しないでください。深い切り込みは容器に傷を付けます。

②鋭利な物や固い物との接触によりピンホール等が発生する懸念があります。

③空容器を手やエアーブローで膨らますと、傷やピンホールが発生する可能性があります。ご注意下さい。

④充填された容器を口部をもって扱わないでください。過度な負荷により脱落等の事故に繋がります。

⑤充填された容器に落下や放り投げ等の衝撃を掛けないでください。内袋が破袋する場合が御座います。

⑥過度な積段は段ボールの胴膨れや荷崩れの原因となります。適正な条件でご使用下さい。

当社の推奨キャップ締トルクは2.5～３N・m程度です。過度な締め付けや機械による高速なキャッピングは開封不良や削れなどの発生原因となります。

段ボールと内袋に分離解体頂き、それぞれ自治体等の指定に従い分別廃棄をお願いします。